乳がん

「私はなぜ乳がんになったの?」
「私の乳がんは治るの?」
「どうしたら乳がんを治せるの?」

もしあなたが乳がんと診断されているなら、このような疑問が何度も頭の中を駆けめぐったことでしょう。もし命にかかわる病気や難病と呼ばれるような病気になったら、「なぜ自分にそんなことが起きたのか」と疑問を持つのは自然なことです。しかし残念ながら一般的な医師は、現代医学の治療法は提案してくれますが、なぜ病気になったのかという疑問に明確に答えてはくれません。そして多くの場合、現代医学以外の治療法や再発予防の方法にも明確な指針がなく、患者さんや家族が不安な思いを抱えながら独自に情報を集めて試行錯誤しているというのが現実なのです。

しかし、人が病気になるには、「必ず」原因があります。原因のない病気はありえないのです。

病気は大きく2つのパターンに分けられます。
「一つまたは二つのシンプルな原因で起きているか」「多数の原因が複雑に絡み合って起きているか」のどちらかです。
シンプルな病気の例は、「痛んだ食べ物を食べてお腹を壊した」などのケース。
しかし多くの病気は、肉体的・心理的・感情的などの多くの原因が複雑に絡みあった結果、起きているのです。

例として、乳がんと診断されたMさんのケースをみてみましょう。

Mさんのストーリー

Mさんは、地味ですが端正な顔立ちをした40代半ばの女性です。初診時はやや疲れた感じで、表情には不安とイライラがみてとれました。
Mさんの実家は地方の伝統ある大きな農家であり、特に父親に厳しくしつけられて育ったようです。
初潮の時から痛み止めを飲まずにはいられないほど生理痛が強く、20代前半からは月経前の乳房の張りやイライラなどのPMS(月経前症候群)の症状に悩まされていました。Mさんの家族や親せきには、がんにかかった人が何人かたそうです。
高校卒業後、家を出て都会の短大に進学し、大学卒業後は就職して会社員に。
家を出てからも、実家から送られてくるお米をずっと食べ続けていたそうです。
20 代前半から結婚するまでの10年以上、タバコを吸っていました。親の勧めでお見合いをし、30代半ばで結婚、専業主婦になりました。子どもを望んでいまし たが、妊娠には至りませんでした。結婚してから3年後、夫の浮気が原因で離婚し、実家に戻り、その3年後、乳がんが発覚しました。


Mさんの体内をリーディングをすると、乳房を中心に強い恐れと悲しみ・憤りが感じられました。そしてカドミウムの影響を感じました。乳房に宿ったネガティブな感情や思考と、カドミウムのような発がん性の有害物質の影響があいまって、乳がんを発症したと推測されます。


もっと詳しく説明していきましょう。
Mさんの乳がん発症の要因は、小さい頃にさかのぼります。

Mさんは厳格な父親を持ち、父親のしつけに背くことをすると厳しく叱られました。時に体罰を受けることもあったそうです。
「すべて父親の言うとおりにしなければならない・・・」そんな思い込みを幼いMさんは持ちました。
家庭内ではつねに父親の意見が優先で、Mさんの意思は受け入れられなかったそうです。自由意思を尊重されなかったMさんは、健全な自尊心を育むことができず、「自分は無力だ」「自分はダメだ」と思い込むようになりました。
また、父親が怖い存在だったことで、Mさんは男性に対する恐れを持つようになりました。娘にとって、父親は男性を代表する存在だからです。


は、後継ぎの男の子を望んでいた父親は、女の子のMさんが生まれたことで落胆したそうです。それを知ったMさんは女性であることに罪悪感を持ち、自分の女性性を否定するようになりました。強い月経痛やPMSは、この影響である可能性があります。
このようなネガティブな感情や思い込みにフタをしないと生きてこられなかったのでしょう。Mさん自身はこれらのことをあまり自覚していませんでした。

また、リーディングで見られたカドミウムは、重金属検査の結果でも高いことがわかりました。カドミウムは有害重金属の一種ですが、エストロゲン様作用を持っており、乳がんなどの発がん作用を持つと言われています。
日本人のカドミウムの摂取源の半分は米です。
確認はしていませんが、Mさんは実家で作られた米をずっと食べ続けていたことから、その地方のカドミウム濃度が他の地域に比べ高かった可能性があること、また、長期間喫煙していたともあり、体内にカドミウムが多く蓄積されたと考えられます。
そ れに加えてMさんは、カドミウムなどの有害物質を解毒しにくい体質を持っていた可能性があります。有害毒素を解毒する能力には遺伝子的な個人差があり、解毒能力が十分であれば毒素を体外に排泄することができますが、解毒能力が低いと毒素が排泄されず体内に蓄積してしまい、その結果がんにかかりやすくなります。
家系にがんの方が多くみられたことは、そのような遺伝要因があることを示唆しているのです。


つまり、「自己評価が低く、自分の女性性を受け入れられなかったMさんが、エストロゲン様作用を持つカドミウムを体内に多く蓄積したために、女性性を象徴する臓器である乳房にがんを発症した」という筋書きが考えられます。

しかし、これらの要因だけでは、Mさんの乳がんは発症しなかったかもしれません。
リーディングでは、乳がんが発症したのは、ちょうど離婚が決まった頃でした。Mさんの乳がん発症をダメ押ししたのは、離婚だったのです。

Mさんは、潜在意識で男性への恐れと憤りを強く持っていたため、男性に心を開くことができませんでした。そのため恋人ができてもあまり長続きしなかったようです。しかし両親の強いすすめがあり、何回かお見合いした末に30代半ばで結婚しました。
夫は悪い人ではなく、Mさんは彼のことを好きではありましたが、彼の言動になぜかイライラすることが多く、常にケンカが絶えませんでした。結婚から2年半で夫の浮気が発覚し、泥沼劇の末、結婚生活は終わりを迎えました。
離婚後、都会で一人暮らしする経済的余裕がなかったために、Mさんは実家に戻ることになりました。両親はAさんを迎え入れてくれましたが、Mさんはとても肩身が狭かったそうです。


Mさんは離婚によるストレスで、強い精神的・身体的ダメージを受けました。浮気されたことに対する悲しみ・怒り・憤りがMさんを打ちのめしました。また、「女性として価値がない」という思い込みが、より一層強化されてしまったのです。
そしてやむなく実家に帰ったことで、より一層自尊心が傷つけられMさんは強い敗北感を感じていました。
これらの一連の出来事がMさんの体内で活性酸素を大量発生させ、細胞内のDNAを傷つけ、リンパ球の働きを低下させ、その結果、乳がんを発症するに至ったのです。
これが、Mさんの乳がん発症のシナリオです。


Mさんは当クリニック初診時、すでに乳房部分切除とリンパ節切除手術を受けた後であり、術後のホルモン療法を受けていました。「乳がんが再発するのではないか」という不安と恐れ、そして自分でも理由のわからないイライラなどの感情のアップダウンに苛まれていました。Mさんは、「再発の予防と感情的な問題を何とかしたい」という希望から、当院でのヒーリングとサプリメント療法・デトックス療法を始められました。

Mさんはのヒーリングは、最初は少し大変でした。Mさんは自分の本当の気持ちを長いこと抑圧してきたために、感情を感じることや表現することが得意ではなく、代わりにイライラをぶつけることがありました。これは代理感情といい、悲しみなどを正しく表現できない時、怒りやイライラなどの別の感情で表現することがあるのです。しかしだんだんと自分の本当の気持ちを感じることができるようなり、こころの内にある悲しみや寂しさ・孤独感・愛を求める気持ち・怒り・憤りなどをきちんと表現し、癒し解放することができるようになりました。ヒーリングセッションでは、傷ついたインナーチャイルドの癒し、ビリーフ(思い込み)の書き換え、感覚・感情のダウンロード、無条件化ワークなどをやっていきました。


Mさんの表情は、日を追うごとにすっきりと明るくなっていきました。
まず、両親との関係が変わりました。両親に否定ばかりされてきたと思っていたMさんですが、「そうではなく自分は両親に愛されてきたのだ」ということが理解できたそうです。
それによって、自分が大切な存在であると、生まれて初めて思えるようになりました。また、最初は「二度と恋愛や結婚は無理」とおっしゃっていたMさんですが、元夫や父親との関係性を癒し、思い込みを書き換え、女性性を受け入れていったことで、前向きな気持ちに変わっていきました。今は治療に専念していますが、「いずれはいい人が見つかったらいいな」と思っているそうです。デトックスと栄養サプリメントの補給で体調も改善しました。ホルモン治療も継続中であり、治療経過は順調です。


発の可能性が、完全になくなったわけではありません。しかし以前のように、再発することへの恐れの中で生きるのではなく、「今を楽しみながら人生を生きよう」とMさんは思えるようになったそうです。「これは大きな変化です」と、Mさんは言葉をかみしめながら語ってくれました。

手術や化学療法・放射線療法は、できてしまったがんを取り除くためには必要な場合もあります。
しかしそれらは、対症療法にすぎません。病気の背後にあるドラマを癒していくこと。これこそが、がんの根本治療です。深いレベルで病気の意味を理解し、癒すことができたら病気の役目は終わります。その時、病気はその人にとって、人生の「ギフト」となるのです。

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