ストレスと癌(がん)の関係

ストレスと癌(がん)の関係について知りたい!ストレス解消のポイント

アタナハクリニック 院長 矢崎智子

記事監修
アタナハクリニック 院長 矢崎智子
免責事項について

日本人の死亡原因トップになっている癌(がん)は、ストレスが原因だという可能性も出てきました。
過剰なストレスを受けるほど、癌(がん)細胞が発生しやすいのです。
より深く、癌(がん)とストレスの関係について説明しましょう。
ストレスをためやすい性格の人は必見です。
ストレスと癌(がん)の因果関係、適切な癌(がん)予防・対策、ストレスを緩和する方法について説明します。

目次

  1. ストレスと癌(がん)の因果関係
  2. 癌(がん)を予防するには
  3. ストレスを緩和する方法
  4. まとめ

1.ストレスと癌(がん)の因果関係

癌(がん)にはさまざまな種類があり、原因もバラバラです。
最近、「ストレス」が癌(がん)の原因になってきていると多くの専門家が注目しています。
そこで、ストレスと癌(がん)の因果関係について説明しましょう。

1-1.精神的ストレスによる「免疫力の低下」

ストレスには、「精神的ストレス」と「肉体的ストレス」があります。
仕事や家庭、将来の不安、育児など、さまざまなところから精神的ストレスを受けているでしょう。
現代は、仕事から精神的ストレスを感じている人が増えてきています。
精神的ストレスの悪影響が、「免疫力の低下」です。
免疫力が低下すると、癌(がん)細胞を破壊するための力が弱まってしまいます。
破壊する力が弱まると同時に、癌(がん)細胞の進行を抑制する力も弱くなってしまうのです。
つまり、精神的ストレスは癌(がん)細胞の活動を抑制することができなくなってしまうでしょう。
免疫力の低下は、さまざまなウイルスや菌を取り入れてしまうので注意してください。

1-2.肉体的ストレスによる「活性酸素の増加」

過労や睡眠不足、夜ふかし、喫煙、飲みすぎなどの肉体的ストレスにも注意しておかなければなりません。
精神的ストレスと同じく、肉体的ストレスも癌(がん)と深く関係しています。
なぜなら、肉体的ストレスは「活性酸素の増加」につながるからです。
活性酸素は、生活するにあたり増え続けるでしょう。
しかし、増えすぎてしまうと臓器が劣化、遺伝子を傷つけてしまいます。
傷ついた遺伝子から発癌(はつがん)物質が生まれるのです。
毎日、正常細胞は5,000個~6,000個生まれています。
活性酸素によって傷ついた細胞が、癌(がん)細胞になる可能性もあるでしょう。
精神的ストレス・肉体的ストレス両方からの圧力によって、癌(がん)細胞は生まれ成長します。

1-3.実際に起きた症例

実際に起きた、ストレスと癌(がん)の症例を見ていきましょう。
肝臓癌(がん)をわずらっていたHさんは、手術をして癌(がん)細胞を取りのぞきました。
数年間再発することもなかったのですが、相続トラブルをきっかけに過剰なストレスを受けたのです。
結果、Hさんの癌(がん)が再発してしまいました。
また、癌(がん)にかかっても再発していない人ほど、前向きで生活している人が多いと言われています。
上手にストレス解消をしている人は、再発の可能性が低いのです。
ストレスを抱えこみやすい人は、責任感が強く、周囲からの目を気にする人が多いでしょう。
上手にストレスを解消できるかどうかが、大きなポイントになりますね。

2.癌(がん)を予防するには

2-1.規則正しい生活を送る

癌(がん)の予防は、毎日の生活習慣が大切になってきます。
あなたは、毎日規則正しい生活を送っているでしょうか?
夜ふかしや昼夜逆転生活は、絶対にNGです。
生活リズムが崩れてしまうだけで、肉体的ストレスがかかってしまいます。
肉体的ストレスだけではなく、精神的ストレスも解消できなくなるでしょう。
生活リズムが崩れても1日だけならまだ可能性は低いです。しかし、毎日続くと悪化してしまいます。
できるだけ夜12時までにはベッドに入り、睡眠をとってください。
人間は最低7時間~8時間の睡眠が必要と言われています。
睡眠はストレス解消の大切なポイントになるでしょう。
ぜひ、自分の生活を見直してくださいね。

2-2.癌(がん)が発生しやすい生活

逆に、癌(がん)が発生しやすい生活とはどのようなものになるのでしょうか。
毎日忙しく仕事をしている人、リラックスする時間がない人、精神的につらいと感じている人、長時間のパソコン使用や寝不足など、当てはまる人は要注意です。
癌(がん)が発生しやすい人は、毎日過剰なストレスを感じている傾向があります。
以上に当てはまる人は、交感神経が発達しているのです。
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」があります。
体が常に緊張状態へと陥る交感神経は、ストレスがかかるほど活性化するものです。
癌(がん)を予防するには、交感神経が発達してはいけません。
もう1つの自律神経である「副交換神経」の働きを強める必要がありますよ。

3.ストレスを緩和する方法

3-1.自分が楽しめる趣味をつくる

ストレスがいかに癌(がん)と関係しているのか、わかったでしょう。
そこで、ストレスをためやすい人は副交感神経が発達するように取り組んでみてください。
まずは、仕事以外に自分が夢中になる「趣味」を見つけましょう。
自分にとって楽しめる趣味があれば、ストレスが解消できますよ。
カラオケ、カフェめぐり、山登り、イベントへの参加、友人とのおしゃべりなど、人によって趣味は異なるでしょう。
自分にとって楽しめる趣味を見つけ、リラックスする時間をつくってください。
「自分が楽しめるかどうか」が大きなポイントになるでしょう。

3-2.適度な運動を生活に取り入れる

ストレスを緩和する方法としておすすめしたいのが、「適度な運動」です。
運動は、心身ともにリラックスできる最適の方法になります。
激しい運動をしなければならないのか…と不安になりますが、散歩やウォーキングなどでも大丈夫です。
朝早く起きて近場を散歩する、涼しくなった夜に大好きな曲を聴きながらウォーキングするなど、自分がしやすい方法で実践してください。
適度な運動は、良いリフレッシュになるでしょう。
ストレスを解消するためにどうすれば良いのかわからない人は、ぜひ運動を日々の生活に取り入れてくださいね。
また、良いリフレッシュになる入浴法もあります。
熱いお湯ではなく、ぬるま湯にゆっくりつかりましょう。
半身浴は、ストレス緩和につながりますよ。半身浴をしているときは暇になってしまうでしょう。
そのため、DVDを見る、雑誌を読むなど、工夫すると楽しみながら半身浴をしてくださいね。

4.まとめ

ストレスと癌(がん)の因果関係や癌(がん)の予防、ストレスを緩和する方法について説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
ストレスと癌(がん)はあなたが思っているより、深い関係になっています。
過剰なストレスを受けている人ほど、癌(がん)の発生率が高くなるでしょう。
ストレスは肉体・精神ともに悪影響をおよぼすので、できるだけ解消してくださいね。

  • 精神的ストレスによる「免疫力の低下」
  • 肉体的ストレスによる「活性酸素の増加」
  • 実際に起きた症例を確認しよう
  • 規則正しい生活を送る
  • 癌(がん)が発生しやすい生活
  • 自分が楽しめる趣味をつくる
  • 適度な運動を生活に取り入れる

以上は、ぜひ押さえておきたいポイントです。
できるだけストレスを解消することが、癌(がん)予防につながります。
ストレスを抱えこみやすい人は、自分で上手に解消していきましょう。
何よりも、「前向きに生きる」という強い意志を持つことが大切です。

アタナハクリニック院長 矢崎 智子

監修者

矢崎 智子
アタナハクリニック院長
日本産科婦人科学会認定医/高濃度ビタミンC点滴療法学会理事/世界アンチエイジング学会認定医/日本内分泌学会・国際オーソモレキュラー医学会・病巣疾患研究会会員/日本線維筋痛症学会会員

1969年長野県生まれ。平成6年杏林大学医学部卒。産婦人科医としての経験を積んだあと、2005年11月、分子整合栄養医学に基づく栄養療法と東洋医学を中心とした統合医療をおこなうクリニックハイジーアを開設。関節リウマチや線維筋痛症、慢性疲労症候群、摂食障害など、通常治療困難とされる疾患や、不妊症などの婦人科疾患の治療において豊富な臨床経験を持つ。日本では数少ない機能性医療の専門家であり、最も経験豊富な一人。

平成24年、医療とヒーリングの統合を目指し、アタナハクリニックを開設。現在はキネシオロジー(筋肉反射テストを使ったセラピー)の一種であるインテグレートヒーリング(IH)を中心とした統合医療を行なっている。

著書
なぜあなたは食べすぎてしまうのか 低血糖症という病

雑誌掲載歴
2014年:『ゆほびか(6月号)』『スターピープル(vol49)』『スターピープル(Vol.48)』
2013年:『トリニティ(Vol.48)』
2011年:『日経ヘルス(1月号)』
2010年:『VoCE(12月号)』『AERA with BABY』『anan(1月20日号)』
2009年:『クロワッサン(6月10日号)』『クロワッサン(1月25日号)』