癌の治療法について

癌の治療法にはどんな方法がある?こんな方法も!

アタナハクリニック 院長 矢崎智子

記事監修
アタナハクリニック 院長 矢崎智子
免責事項について

癌は日本人の死因第1位です。
ですから、癌を宣告された方は「もう助からないのでは?」と思う人も少なくないでしょう。
しかし、癌は不治の病ではありません。
早期発見早期治療をすれば、癌を発症しても治療が可能です。
そこで、今回は癌の治療の種類をご紹介しましょう。
癌の治療というと長期間入院して行うイメージがあります。
しかし、治療法や癌の進行具合によっては、日常生活を送りながらでも可能なのです。
癌の治療法に興味があるという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

  1. 癌とはどんな病気?
  2. 癌の治療が難しい理由は?
  3. 癌の治療方法は?
  4. 癌検診を受けよう
  5. おわりに

1.癌とはどんな病気?

私たちの細胞は、日々新しいものに作り替えられています。
これは、生物であれば一生続く作業。
けがや病気が治るのも細胞が新しくなっているためです。
しかし、何らかの原因で細胞がうまく作られなくなることがあります。
このようなできそこないの細胞は、健康な人であれば正常な細胞が殺してしまうでしょう。
しかし、異常な細胞が増殖すると、臓器などは正常な働き方ができなくなります。
この異常な細胞が「癌細胞」です。
ですから、癌は細胞分裂がある器官ならば、どこにでも発症します。
血液にも「白血病」という癌が発症するのです。
癌が発生しない器官は、心臓などごく一部に限られます。

2.癌の治療が難しい理由は?

癌というと、治療が難しい病気というイメージがあります。
ではなぜ、癌の治療は難しいのでしょうか?
この項では、その理由をご紹介しましょう。

2-1.癌細胞を治療できる手段が限られている

癌細胞は、ウィルスや細菌のように薬を飲めば治るということはありません。
抗癌剤というものもありますが激しい副作用を伴うものも多く、効果のある癌の種類も限られます。
ですから、癌になると手術で癌細胞を取りのぞくなどの大がかりな治療が必要になるのです。

2-2.再発する

癌は、再発する可能性があります。
たとえ手術ですべての癌を取りのぞいたとしても、癌細胞が再び活動を開始することも珍しくありません。
ですから、一度は元気になったように見えた方が、1年後に亡くなることもあるのです。

2-3.治療できない部位にできる場合がある

癌は進行度に合わせていくつかのステージに分けられています。
ステージが進むと癌は転移して全身に広がっていくケースもあるでしょう。
手術で癌を取りのぞくにしても限度があります。
また、抗がん剤治療や放射線治療も体内の癌をすべて消すのは不可能なことが多いです。
ですから、癌は発見までに時間がかかると生存率も下がってしまいます。

3.癌の治療方法は?

では、癌を治療するにはどんな方法があるのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

3-1.手術療法

癌の治療といえばこれを思い浮かべる方も多いでしょう。
癌の病巣ごと取りのぞいてしまうので、再発しにくいのが最大のメリットです。
しかし、癌の大きさによっては臓器や体の一部が欠けてしまうこともあります。
乳癌を例に取ると、乳房を切除しなければならない可能性もあるでしょう。
ですから、患者の体と精神に負担が大きくなります。
また、がんの進行度によっては手術療法が行えないこともあるでしょう。

3-2.化学療法

化学療法とは、抗がん剤を点滴したり注射したりして手術で取りきれなかった癌を死滅させる治療法です。
体を傷つけることはありませんが、抗がん剤は副作用が強いものも少なくありません。
髪の毛が抜けたり吐き気が続いたりすることもあるでしょう。
ですから、患者の体力や精神力が消耗することも珍しくありません。
また、副作用の少ない抗がん剤もありますが、使える癌が限られるうえ長期間の投与を続けなければならないのです。

3-3.放射線療法

癌細胞に放射線を当てることで、癌細胞を死滅させる療法です。
今は技術も進歩して、癌の病巣にだけ放射線を当てることもできるようになりました。
また、駐車や内服薬による放射線療法もあります。
しかし、この方法も体に負担が全くないというわけではありません。
人によっては、化学療法で発生する副作用のような症状が出ることもあります。

3-4.直感療法

こちらは、手術療法や化学療法をすでに行っている方が対象になることが多いです。
多くの医師は「癌がどこに発症しているか」ということは解説してくれます。
しかし、「なぜ、自分が癌を発症したのか」という疑問には答えてくれないでしょう。
インターネット上には、さまざまな「癌になりやすい生活習慣」「癌を発症しやすい食生活」の情報があふれています。
でも、規則正しい生活や食習慣を行っていても、癌を発症するケースもあるのです。
「それが自分の運命だ」と納得できる方ならよいでしょう。
しかし、「なぜ、自分が癌になったのだろうか」「何か悪いことをしたのだろうか」と考えてしまう方にとっては、その気持ちがあだとなって、癌治療が進まないことがあるのです。
また、「病は気から」という言葉があります。
言葉にならないつらい気持ちが体に有害な物質をためこんで、癌を発症させる可能性もゼロではありません。
直感療法は抗がん剤や放射線で癌細胞を治療するだけでなく、患者さんの心に寄り添って癌になった原因を探っていく療法なのです。
この直感療法を行っている病院はごく限られています。
また、行える癌の種類にも限りがあるのです。
ですから、「直感療法を受診したい」という場合は、インターネットで直感療法を行っている病院を探してみましょう。

4.癌検診を受けよう

癌は、初期症状がほとんどないものが多いです。
ですから、ある日突然癌を申告される方もいるでしょう。
また、癌は若い人ほど進行が早いものもあります。
なので、癌の申告を受けたら数か月後に亡くなってしまったという方も少なくありません。
残念ながら、現在の医学では癌を完全に予防することはできないのです。
しかし、検査方法の発達により、早期発見できる癌も増えてきました。
会社員の方であれば、毎年健康診断を受けるでしょう。
しかし、専業主婦や自営業の方は自分で自治体の健康診断に出向かなければいけません。
また、癌の種類によっては健康診断では発覚しにくいものもあります。
ですから、40歳を過ぎたら定期的に人間ドックなどを受診してください。
自治体でも、安価や無料で癌検診を行ってくれるところも多いです。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は、癌の治療法についていろいろとご説明しました。
まとめると

  • 癌は、早期発見早期治療をすれば治るものが多い。
  • 手術療法、化学療法、放射線療法があるが、どれもメリット・デメリットがある。
  • 患者の体だけでなくメンタルをケアする療法として、直感療法がある。
  • 定期的に癌検診を受けよう。

ということです。
2015年は任天堂の岩田社長やタレントの川島なお美さんなど、若くして癌で亡くなる方が目立った1年になりました。
このようなニュースを聞くと癌は益々怖い病気のように思えるでしょう。
しかし、その一方でタレントの北斗晶さんのように癌の治療を順調に行っている人もいるのです。
ですから、癌を宣告されたからといって絶望する必要はありません。
医師と一緒に自分にとって最もよい治療法を探っていきましょう。
癌の治療は運動で例えるならばマラソンです。
休まぬように息切れしないように自分のペースで進めてください。

アタナハクリニック院長 矢崎 智子

監修者

矢崎 智子
アタナハクリニック院長
日本産科婦人科学会認定医/高濃度ビタミンC点滴療法学会理事/世界アンチエイジング学会認定医/日本内分泌学会・国際オーソモレキュラー医学会・病巣疾患研究会会員/日本線維筋痛症学会会員

1969年長野県生まれ。平成6年杏林大学医学部卒。産婦人科医としての経験を積んだあと、2005年11月、分子整合栄養医学に基づく栄養療法と東洋医学を中心とした統合医療をおこなうクリニックハイジーアを開設。関節リウマチや線維筋痛症、慢性疲労症候群、摂食障害など、通常治療困難とされる疾患や、不妊症などの婦人科疾患の治療において豊富な臨床経験を持つ。日本では数少ない機能性医療の専門家であり、最も経験豊富な一人。

平成24年、医療とヒーリングの統合を目指し、アタナハクリニックを開設。現在はキネシオロジー(筋肉反射テストを使ったセラピー)の一種であるインテグレートヒーリング(IH)を中心とした統合医療を行なっている。

著書
なぜあなたは食べすぎてしまうのか 低血糖症という病

雑誌掲載歴
2014年:『ゆほびか(6月号)』『スターピープル(vol49)』『スターピープル(Vol.48)』
2013年:『トリニティ(Vol.48)』
2011年:『日経ヘルス(1月号)』
2010年:『VoCE(12月号)』『AERA with BABY』『anan(1月20日号)』
2009年:『クロワッサン(6月10日号)』『クロワッサン(1月25日号)』