だるい症状を伴う病気

だるいと感じる原因は病気? 症状・治し方・対策方法を詳しく解説!

アタナハクリニック 院長 矢崎智子

記事監修
アタナハクリニック 院長 矢崎智子
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「いつもだるいと感じる」「十分に寝ているはずなのにだるい」など、だるさに悩んでいる人が増えています。症状が改善しない場合、病気なのかと心配になることでしょう。しかし、対策も間違った方法を選ぶと逆効果です。まずは、だるいと感じる原因を知り、病気かどうかを確認する必要があります。今回は、だるい原因や病気などについて詳しく解説しましょう。

  1. だるいとは?
  2. だるい症状を伴う病気について
  3. だるいときの対処方法
  4. だるい症状で病院に行くべき場合は?
  5. だるさに関するよくある質問

この記事を読むことで、だるい原因が分かり、適切な対処法や治療法を選ぶことができます。まずは、記事をじっくり読んで参考にしてください。

1.だるくなるのはどういう状態?

だるいと感じる原因って何?

最初に、だるいと感じるときに体がどのような状態になっているのか、原因やメカニズムなどを詳しく解説します。

1-1.だるいと感じるときの状態

医学的に「倦怠(けんたい)感」と呼ばれる状態を言います。主な症状は、疲れを感じて体を動かしたくない・やる気が出ないなどです。だるいときは、集中力や作業効率が下がるため、仕事や勉強・家事などに支障が出ます。原因を正しく突きとめ、適切な対策を行うことが大切です。

1-2.だるいと感じる原因やメカニズム

だるいと感じる原因は、主に以下のようなものがあります。

  • 肉体疲労:長時間労働・激しい運動など
  • 精神疲労:うつ・育児疲れなど
  • 栄養不足:栄養バランスの悪化・エネルギー不足など
  • 病気:貧血・慢性疲労症候群など

心身に何らかの異常があるときに、だるいと感じることで休息や治療など対策が必要だと自覚できるのです。

1-3.だるいと感じたときの注意点

だるいと感じたときには、ほかに気になる症状がないかチェックしましょう。たとえば、吐き気や特定部分の痛みなどです。特定の病気が原因の場合は根本的な治療が必要なため、速やかに受診してください。

1-4.だるくなりやすい人や最近の傾向について

以下の人は、だるくなりやすいので気をつけましょう。

  • 糖質(甘いものや主食など)を食べすぎる
  • 栄養バランスが悪い(ビタミン・ミネラル不足)
  • 極端なダイエットをしている
  • 生活が昼夜逆転している
  • 慢性的な睡眠不足
  • 常に多忙
  • 筋肉量が少ない
  • 大きなストレスがある
  • 体力がない
  • 肉体労働をしている
  • 免疫力が落ちている

最近では、精神的なストレスが原因で自律神経が乱れ、だるいと感じる人が増えていることが特徴です。

だるいというのは、医学的に「倦怠感」と呼ばれる状態のことなんですね。
疲れを感じて体を動かしたくない・やる気が出ないなどが主な症状です。
だるいというのは、医学的に「倦怠感」と呼ばれる状態のことなんですね。
疲れを感じて体を動かしたくない・やる気が出ないなどが主な症状です。

2.だるい症状を伴う病気について

だるさを伴う病気の種類は?

だるさを伴う病気について、詳しく解説します。

2-1.だるさを伴う病気の種類は? 受診すべき症状は?

だるさを伴う病気は、多くの種類があります。たとえば、以下のようなものです。

  • インフルエンザや風邪(かぜ)などの感染症
  • 貧血
  • うつ病
  • 糖尿病
  • 甲状腺の病気
  • 慢性疲労症候群
  • 更年期障害
  • 急性肝炎
  • 睡眠障害

だるさ以外にも、特定の部位に痛み・むくみがあるなどの気になる症状を伴っている場合や、だるさが徐々に強まるときは受診すべきです。

2-2.だるさを伴う症状で病気のサインとなるもの

以下の症状があるときは、病気の可能性を疑いましょう。

  • だるさが長期間続く
  • ひどい倦怠(けんたい)感を伴う
  • 十分に休息しても回復しない
  • 朝起きてすぐにだるい
だるさを伴う病気は、多くの種類があるんですね。
インフルエンザや風邪などの感染症、貧血、うつ病、糖尿病などがあります。また、だるさ以外にも、特定の部位に痛み・むくみがあるなどの気になる症状を伴っている場合や、だるさが徐々に強まるときは受診すべきです。
だるさを伴う病気は、多くの種類があるんですね。
インフルエンザや風邪などの感染症、貧血、うつ病、糖尿病などがあります。また、だるさ以外にも、特定の部位に痛み・むくみがあるなどの気になる症状を伴っている場合や、だるさが徐々に強まるときは受診すべきです。

3.だるいときの対処方法

だるさを解消するための食事

だるさの対処方法について、効果的なものをいくつか解説します。やってはいけないことも併せて参考にしてください。

3-1.質のいい睡眠とは

質のいい睡眠の条件としては、以下のようなものがあります。なお、長時間睡眠できても、以下の条件に当てはまらない場合は、質が悪い睡眠です。

  • ふとんに入ってすぐに眠りにつける
  • 途中で目覚めない
  • 疲れが取れる
  • 夢を見ない・覚えていない
  • 朝スッキリ目覚めることができる

3-2.だるさを解消するための食事について

食事改善は、最も効果的な方法です。だるさを改善するためには、エネルギー効率のいい体を作る必要があります。特に意識して摂取したいのが、ビタミンB1やB2・クエン酸です。エネルギー代謝を高め、脂質やたんぱく質の分解を助けるため、だるさが解消できます。肉類や魚介類・野菜・果物を多く食べるように心がけましょう。

3-3.生活習慣の改善・してはいけないこと

生活習慣の改善で、だるさを解消することができます。食事では、朝食を重視してください。朝食は1日の活動に必要な栄養を摂取するためだけでなく、内臓の働きを活発化する効果もあります。便秘の解消にも役立つので、体調がよくなることでしょう。また、だるいからといって1日中部屋でごろごろと過ごすと悪化するばかりです。動かないとますます代謝が低下しまいます。近所へ歩いて買いものに行くなどでもいいので適度に体を動かしましょう。

質のいい睡眠、食事改善、生活習慣の改善が効果的なんですね。
だるいからといって1日中部屋でごろごろと過ごすと悪化するばかりですので、適度に体を動かしましょう。

4.だるい症状で病院に行くべき場合は?

だるさのせいで体を起こすことができない

だるいことが病気の症状である場合は、速やかに治療を開始するべきです。

4-1.受診すべきだるさの症状

以下のような場合は、何らかの病気の可能性があるため、すぐに受診してください。

  • 十分な休息や睡眠を取っても長期間続いている
  • 発熱や吐き気を伴う
  • 体の特定の部位に痛みがや不快感がある
  • だるさのせいで体を起こすことができない

4-2.受診科目や病院の選び方

だるいと感じたときは、最初に内科を受診してください。風邪(かぜ)やインフルエンザなどの感染症や内臓の病気が原因の場合は、適切な治療を受けましょう。内科で検査をしても原因が不明な場合は、うつ病などの可能性もあります。内科で対応できないものは、ほかの科や病院を紹介してもらいましょう。

4-3.どんな治療法や改善法がある?

だるい原因によって、治療法や改善法が異なります。軽い場合は、十分な休息や睡眠、栄養摂取で改善が可能です。病気が原因の場合は、適切な治療を受けることで、だるさも消えていきます。精神的な原因であれば、カウンセリングなどを受けるなどで、心の負担を取り除く必要があるでしょう。当アタナハクリニックでも、体に負担の少ない方法でだるさを改善するための治療を行っています。まずは、ご相談ください。

4-4.だるさで病院に行くべき場合の注意点

「だるいことで受診するのは大げさだ」と考えて、症状が悪化してしまうケースがあります。しかし、だるさは不調や病気のサインであることは確かです。早めに受診することで、早期回復を望めます。もしも、だるくて病院に行く気がしない・体が動かないなどのときは、家族や知人につき添ってもらいましょう。

十分な休息や睡眠を取っても長期間続いている、発熱や吐き気を伴う、体の特定の部位に痛みがや不快感がある、などの場合は何らかの病気の可能性があるんですね。
だるいと感じたときは、最初に内科を受診し、内科で対応できないものは、ほかの科や病院を紹介してもらいましょう。早めに受診することで、早期回復が望めます。

5.だるさに関するよくある質問

夏になるとだるさを感じる理由は?

最後に、だるさに関するよくある質問に回答します。それぞれ目をとおし、参考にしてください。

Q.40代を過ぎたころからずっとだるいのですが?
A.女性の場合は、更年期障害を疑いましょう。だるいと感じるほかにも、のぼせや発汗量の増加・イライラやめまいなど、さまざまな症状が出ます。婦人科に相談して、検査してもらいましょう。なお、男性にも更年期障害はあります。しかし、ほかの病気の可能性も否定できません。生活習慣の改善をしてもだるい場合は、内科などを受診してください。

Q.夏になるとだるさを感じる理由は?
A.夏は、気温が高いため、体内のミネラル分が汗とともに流出してしまいます。体がだるいと感じるのは、脱水とミネラル不足が原因です。また、暑さのせいで熱中症になると、自律神経が乱れて強いだるさを感じます。夏に備えて体力をつけ、脱水や熱中症対策をきちんと行うことで予防可能です。

Q.だるいのは単なる甘えでは?
A.一概には言えません。「だるい」という言葉の意味が、面倒だとやりたくないといったわがままな状態を指すこともあります。しかし、心身の不調によってだるいと感じている人は多いものです。外傷のように目に見えて分かる不調ではないため、周囲に誤解されやすいのも問題でしょう。いずれにしても、だるいと訴えている人を「甘えている」と決めつけるのはやめましょう。

Q.病院に通ってもだるい状態が改善されない場合は?
A.病気など治療してもだるさが解消しない場合は、ほかに原因がある可能性があります。生活習慣や食生活を改めるなどをしても改善しないときは、ほかの病院にセカンドオピニオンを求めましょう。当、アタナハクリニックでもご相談をお受けしているのでご検討ください。

Q.病気の治療薬が合わなくてだるいこともあるのですか?
A.あります。薬の副作用で、だるさが強く出ることもあるため、主治医に相談して薬の種類を変えてもらいましょう。病気治療のための薬とはいえ、日常生活に支障が出るものでは問題です。合わない薬を飲み続けることは、だるさのほかにも重い副作用を招くことがあるので早めに相談してください。

疑問に思っていたことが色々とわかって助かりました。
早めに適切な対策をするためにも参考にしてくださいね。

まとめ

だるいことについて解説

今回は、だるいことについて詳しく解説しました。体がだるいときは、体か心に何らかの原因があるものです。まずは、何が原因でだるいと感じるのか考えてみましょう。日常生活や食生活を整えても改善しない場合は、病気の症状である可能性があります。早めに病院を受診し、必要に応じて治療を受けましょう。だるい状態がなくなると、心身共にスッキリして毎日を楽しく過ごすことができます。十分な休息を取ったつもりでもだるさが抜けないのなら、早めに適切な対策をしましょう。

アタナハクリニック院長 矢崎 智子

監修者

矢崎 智子
アタナハクリニック院長
日本産科婦人科学会認定医/高濃度ビタミンC点滴療法学会理事/世界アンチエイジング学会認定医/日本内分泌学会・国際オーソモレキュラー医学会・病巣疾患研究会会員/日本線維筋痛症学会会員

1969年長野県生まれ。平成6年杏林大学医学部卒。産婦人科医としての経験を積んだあと、2005年11月、分子整合栄養医学に基づく栄養療法と東洋医学を中心とした統合医療をおこなうクリニックハイジーアを開設。関節リウマチや線維筋痛症、慢性疲労症候群、摂食障害など、通常治療困難とされる疾患や、不妊症などの婦人科疾患の治療において豊富な臨床経験を持つ。日本では数少ない機能性医療の専門家であり、最も経験豊富な一人。

平成24年、医療とヒーリングの統合を目指し、アタナハクリニックを開設。現在はキネシオロジー(筋肉反射テストを使ったセラピー)の一種であるインテグレートヒーリング(IH)を中心とした統合医療を行なっている。

著書
なぜあなたは食べすぎてしまうのか 低血糖症という病

雑誌掲載歴
2014年:『ゆほびか(6月号)』『スターピープル(vol49)』『スターピープル(Vol.48)』
2013年:『トリニティ(Vol.48)』
2011年:『日経ヘルス(1月号)』
2010年:『VoCE(12月号)』『AERA with BABY』『anan(1月20日号)』
2009年:『クロワッサン(6月10日号)』『クロワッサン(1月25日号)』