乳癌と乳製品の関係は? ヨーグルトを食べ過ぎると乳癌になるって本当?

アタナハクリニック 院長 矢崎智子

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アタナハクリニック 院長 矢崎智子
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「ヨーグルトを摂りすぎると乳癌の発症率が上がる」という話を聞いたことはないでしょうか。「乳癌に罹患する人の多くがヨーグルトや牛乳を毎日摂っている」「ヨーグルトを毎日食べるとホルモンに作用するので良くない」などなど、裏付けがあるような無いようなウワサがまことしやかに流れています。

ここでは乳癌とヨーグルト・乳製品の関係についてご紹介しましょう。ヨーグルトが好きなんだけど大丈夫?と心配している方はぜひ参考になさってください。

  1. 乳製品を取ると乳癌の発症率が上がる?
  2. 乳癌にならないためには?

1.乳製品を取ると乳癌の発症率が上がる?

ヨーグルトが乳癌に関係していると言われているのは、牛乳に含まれている脂肪分や卵黄ホルモン(エストロゲン)が乳癌に作用すると言われているためです。
実際に確認されているのは、

  • 乳癌罹患率の高い国や罹患した人はヨーグルトや小麦粉、果物などを多く摂る傾向がある
  • 日本や韓国などアジアよりも欧米のほうが罹患率が高い
  • 日本でも10数年前からかなり患者が増えてきている

これらの事実を踏まえて考えると、食生活が乳癌に大きく作用していること、糖分や脂肪分の摂りすぎが良くないこと、食生活が変化した日本でも罹患率が増えてきていることは事実のようです。

しかし、ヨーグルトが全くいけないというわけではありません。医師や調査機関にもよりますが、ヨーグルトが乳癌を発症すると言われているのはあくまでも「毎日大量に摂取した場合」です。

毎朝1カップのヨーグルトを摂取するのが直接乳癌の発症につながるわけではありません。
何事も適度に、といいますがまさにヨーグルトも「適度」が一番。ヨーグルトは善玉菌が多く含まれ、食べることでたくさんのメリットを得られる食べ物です。

2.乳癌にならないためには?

とはいえ、やはりヨーグルトの摂りすぎが乳癌に良くないのは確かです。動物性の脂肪を多く摂る国では乳癌の罹患率が高いですから、あくまでも適度に摂取していきましょう。毎朝ヨーグルトとパンという食事をしている人は、週の半分を味噌汁とご飯の和食に切り替えてみましょう。和食は脂肪分が少なく体に良いことがたくさんある食事です。

毎日の食生活にも変化をつけて、飽きないようにすれば食生活の質が上がっていきます。めんどくさいからパンとヨーグルトだけ・・・そんな食生活をしている人は、動物性脂肪を抑えるためにも朝食を見直してみましょう。

まとめ

ヨーグルトを食べることがすぐに乳癌の罹患につながるわけではありませんが、やはり摂りすぎはよくありませんし、動物性脂肪の摂取率をあげてしまいます。毎日適度に摂りつつ、食事に変化をつけてみるのがおすすめです。

アタナハクリニック院長 矢崎 智子

監修者

矢崎 智子
アタナハクリニック院長
日本産科婦人科学会認定医/高濃度ビタミンC点滴療法学会理事/世界アンチエイジング学会認定医/日本内分泌学会・国際オーソモレキュラー医学会・病巣疾患研究会会員/日本線維筋痛症学会会員

1969年長野県生まれ。平成6年杏林大学医学部卒。産婦人科医としての経験を積んだあと、2005年11月、分子整合栄養医学に基づく栄養療法と東洋医学を中心とした統合医療をおこなうクリニックハイジーアを開設。関節リウマチや線維筋痛症、慢性疲労症候群、摂食障害など、通常治療困難とされる疾患や、不妊症などの婦人科疾患の治療において豊富な臨床経験を持つ。日本では数少ない機能性医療の専門家であり、最も経験豊富な一人。

平成24年、医療とヒーリングの統合を目指し、アタナハクリニックを開設。現在はキネシオロジー(筋肉反射テストを使ったセラピー)の一種であるインテグレートヒーリング(IH)を中心とした統合医療を行なっている。

著書
なぜあなたは食べすぎてしまうのか 低血糖症という病

雑誌掲載歴
2014年:『ゆほびか(6月号)』『スターピープル(vol49)』『スターピープル(Vol.48)』
2013年:『トリニティ(Vol.48)』
2011年:『日経ヘルス(1月号)』
2010年:『VoCE(12月号)』『AERA with BABY』『anan(1月20日号)』
2009年:『クロワッサン(6月10日号)』『クロワッサン(1月25日号)』