カドミウムと女の一生③

皆さま、こんにちは。

カドミウムと女の一生シリーズ(?)、これで最後です。

(カドミウム自体のネタはまだ続きそう〜(^_^;; )

 

最後は、母乳のカドミウム汚染に関する問題です。

母乳は子どもへのカドミウム暴露の経路のひとつとなります。

 

・北陸のとある県の母乳中カドミウム濃度の平均値は0.28 μg/L であり、カドミウム暴露量を示す尿中カドミウムと有意な正の相関を示した。

・上記の県での調査の尿中カドミウム濃度は1.00 μg/g Cr であり、ヨーロッパ諸国(平均尿中カドミウム濃度0.32 μg/gCr )より高いレベルであった。

(注:日本全体でも言えるかどうかは定かではありません)

・母乳中カドミウムは母乳中のカルシウムと有意な負の相関を認め、カドミウムの高い母乳は乳児の発育に重要なカルシウムが低い傾向にあることが示唆された。

(これは、母体の腎尿細管でのカルシウムの再吸収や骨代謝にカドミウムが影響しているため、と見られている)

このことは母乳を介してのカドミウム負荷が生ずるのみならず、カルシウム低下による児の成長への影響が起きる可能性を示唆する。

 

・一般環境においては、カドミウムの体内暴露量を反映する尿中カドミウムと年齢は正の相関を示し、食物やタバコを主な暴露源としたカドミウムが年齢と共に蓄積する。

・特に、鉄欠乏により腸管における鉄吸収が高まると、それに伴いカドミウムの吸収も高くなる。したがって鉄需要の高まった妊娠中の女性は、カドミウム暴露が増加するリスクが高いことが示唆されている。

・食習慣との関係では、スウェーデン女性を対象とした研究において、穀類や根菜類などの食物繊維や貝類の多い食事を摂る習慣のある女性は、通常の食事を摂っている女性に比べ、カドミウム体内蓄積量が多いことが報告されている。

・日本のデータでは、50名の妊婦について血中および尿中カドミウムと関連の深い食物および栄養素摂取習慣を検討したところ総摂取エネルギーや脂肪の摂取が少ない女性の尿中および血中カドミウムは高く、特に、最近のカドミウム暴露も反映する血中カドミウムは蛋白摂取の少ない女性に高い傾向が認められた

これらのことから、穀物や植物性食品の摂取が多く、肉類などの摂取の少ない、あるいはダイエット志向の妊娠女性はカドミウム暴露のリスクが高いと考えられ、妊娠に伴う蛋白質・鉄分・エネルギーの需要増大に見合った食事を摂ることが、母乳中のカドミウム濃度を上昇させないことにつながると考えられた。

(*日本人におけるカドミウム摂取は、約40~60%強がコメ由来と言われています)

 

(「カドミウムの生殖毒性・次世代影響研究の現状と今後の課題」(西条ら、金医大誌)より)

 

まとめると、カドミウムを体内に取り入れないためには、

 

・蛋白質(この場合は動物性蛋白質)を十分に摂ること

・脂肪を適度に摂ること

・無理なダイエットをしないこと

・鉄や亜鉛などの必須ミネラルを十分に摂ること

・特に妊娠中は鉄欠乏にならないように気を付けること

・穀類・根菜類・貝類は摂りすぎないこと

 

ということですね。

 

やっと対策のところまで来ましたが。。

むーーーん

根菜類、もちろん健康にいい点もたくさんありますが、カドミウムという観点からすると気を付けたほうがいいということですね・・・

また、お米は一つの産地に固定せずに、いくつかの産地をローテーションして食べたほうがよいようです。

隠れ栄養失調になりやすい女性は気を付けたいですね。

特に蛋白質不足には注意した方がよさそうです。

 

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カドミウムと女の一生②

カドミウムと女の一生の続きです。

 

今日は、カドミウムの経胎盤移行による胎児発育への影響についてです。

 

以前は、カドミウムは胎盤で完全にブロックされるために胎児への影響は少ない、というのが定説でした。

しかしそれを覆すいろいろな論文が出ています。

 

 

・喫煙により、血中あるいは胎盤中のカドミウムが高値である妊婦が出産した新生児の出生時体重は、そうでない妊婦からの新生児より少ない(そうでない結果を示す論文もある)

 

・石灰化が認められた胎盤中のカドミウム濃度は、石灰化の認められなかった胎盤に比べ有意に高く、胎盤が石灰化していた新生児の中では、毛髪中のカドミウムが高いほど出生児体重が少ない(しかし対象者全体では、カドミウム暴露指標と新生児の出生時体重との有意な関連性は認められなかった)

 

・55人の妊娠中女性の血中カドミウムと、その出生児の身体計測値との関連性を検討したところ、親の血中カドミウムは出生児の体重とではなく身長と負の相関を認め、母体のカドミウム暴露は児の骨格形成に影響を与える可能性を示した

 

・多経産婦では、喫煙者も非喫煙者も出産回数が多いほど胎盤中のカドミウムが高く、亜鉛が少ない。頻回の出産による母体亜鉛の枯渇により胎盤中カドミウムが増加し,ひいては胎児発育に影響を与える可能性がある。

(骨格形成にはカルシウムやビタミンD代謝が関与しているが、カドミウムはこれに影響を及ぼしていることが考えられる)

 

・サンクトペテルブルグに居住している妊婦の血中および胎盤中のカドミウム、亜鉛および銅の関連性を検討した結果、胎盤中のカドミウムと亜鉛に負の相関を認め、カドミウムが成長・発育に不可欠な亜鉛を阻害することにより、胎児発達に影響を及ぼす可能性がある

そのメカニズムとして、カドミウムが母親から胎盤や胎児肝臓への亜鉛輸送に関わる亜鉛の担体あるいは亜鉛酵素活性を阻害することにより、成長に必要な亜鉛が欠乏すると考えられている

・・・・・

 

(前回と同じく「カドミウムの生殖毒性・次世代影響研究の現状と今後の課題」(西条ら、金医大誌)より)

 

 

お読みになってあまり気持ちのいい記事ではないのはわかっていますが。。。

私はもともと産婦人科医なので、このあたりは見過ごせないテーマなのです。

 

カドミウムはマイナーな重金属で、その存在自体を知らない方も多いと思いますが(重金属の存在自体がマイナーかな(^_^;; )、実は水銀に並ぶほど大きな影響を及ぼしていると考えられるのです。

これは先日、私が参加しているIVC学会(日本の機能性医学をリードしている学会と言えると思います)のキレーション治療を行っている仲間うちでも話題になりました。

日本のカドミウムの規制は、他国に比べ甘いんです。

でも知識があれば、何らかの対処をとることが可能なのです。

これから妊娠する方はデトックスするとか、妊娠中の方は、タンパク質や亜鉛、マグネシウム、鉄などを十分摂るとか。

お子さんにもしてあげるといいと思います。

 

このご時勢、もちろん問題なのはカドミウムだけではありません。

言い出すときりがないくらい、有害物質にあふれているのが実情です。

それに対して、栄養素は思いのほか摂れていません。

それらに対抗するには、前回の繰り返しになりますが、有害物質をなるべく入れないこと、デトックスを心がけること、栄養をしっかり摂ることです。

私はサプリメントを利用するのは有効な対策だと思っています。

そしてそんなご時世だからこそ、ヒーリングが必要だと思っています。

 

続きます。

baby in womb 2

 

 

 

 

 

 

 

 

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カドミウムと女の一生①

皆さま、こんばんは!

すっかり涼しくなりましたね~。

 

カドミウムネタが続きますが、なんでかっていうとですね、調べれば調べるほど、もうね、驚愕なことばかりなのですよ…ΣΣ(゚д゚lll)ドヒャー!!

このカドミウムというやつ、女性の一生に、かなーり深く影響してくるようなのです。

 

カドミウムが及ぼす健康への影響で有名なのは、成人における腎尿細管障害と骨障害ですが、近年問題視されているのが、生殖器系への影響です。

ここ数年、カドミウムの低濃度の長期的な暴露が、早産や胎児発達に影響することを示唆する報告が相次いでいます。

母乳を介して、出生児へのカドミウム暴露が起きることも示唆されています。

 

まず、妊娠・出産へのカドミウム(以下Cd)の影響についてまとめてみましょう。

 

・ブルガリアの銅鉱山周辺に居住していた妊婦において、Cd暴露により切迫流産,妊娠中毒症,貧血などの妊娠合併症が増加していた。

 

・ポーランドの土壌中Cdや鉛の多い地域に居住している住民において、早産した妊婦の血中Cdは、正期産だった妊婦に比べ高かった

つまりCd暴露が早産のリスクとなることを示唆する。

 

・富山大学付属病院で出産した母児57組について、Cd暴露と出産との関連性を検討したところ、母親の尿中Cdと出産時の在胎週数が負の相関を示し、Cd暴露が多い妊婦は早産になる傾向があることが示された。

(早産に至るメカニズムとしては、Cd暴露による子宮筋の収縮の促進が考えられる。その裏付けとして、Cdを暴露した正期産妊娠女性の子宮筋標本の、Ca2+やオキシトシンにより誘発された収縮が増強していたとの実験結果あり)

 

・妊娠ラットにCdを静注投与すると、血清中エストラジオールおよび卵巣における卵胞ホルモン形成に影響を与え、特に妊娠初期に影響が顕著である。

(ヒトにおいては妊娠早期の調査が困難なため、報告はない)

 

さらに、

 

妊娠女性の血中Cdは非妊娠女性に比べ高く、妊娠回数が多いほど尿中Cdも増加する

(これは妊娠による鉄需要の増大により、母体内の貯蔵鉄が枯渇したために腸管における鉄吸収が増加し、鉄の輸送担体であるDMT1を共有するCdの吸収も同時に増加するためと考えられている)

 

妊娠ラットにCd暴露すると、肝臓でメタロチオネイン(MT)と結合したCdが母親の腎臓や胎盤に移動して、蓄積する

 

これらのことから、妊娠により母体内のCd蓄積量は増加することが予想され、出生児だけでなく、母親にとっても妊娠、出産がCdの健康影響を生じるリスクを増大させる機会となることが考えられる。

 

・・・・・

 

(「カドミウムの生殖毒性・次世代影響研究の現状と今後の課題」(西条ら、金医大誌)より)

 

うーーーむ(ー’`ー;)・・・

 

水銀や鉛、ダイオキシンやPCBなどは、妊娠することで胎児に移行するので、母体の含有量は下がるのです。

だから、妊娠・出産は究極のデトックス!なんて言われたりするのですね。

これをお読みの皆さんは、間違っても、デトックスだなんて言って喜ばないでくださいね!

そのデトックスした有害物質がどこに行くのかと言ったら、赤ちゃんに行ってしまうのですから・・・!!

(生まれる前からこれらの有害物質にさらされることが、近年異常なほど増えている子どものアレルギーや発達障害の原因だということを証明するデータが、次々と発表されています)

これはかなり由々しき問題ですが、それはおいておくとして、カドミウムの場合はこれらとは異なる動きをするようです。

つまり、産めば産むほど、母体の蓄積量が上がっていくのです。

イタイイタイ病の患者さんの多くは、農家のおばあちゃん、つまり高齢の女性でしたね。。

 

 

子どもに栄養素をあげるために、鉄や亜鉛などの吸収がよくなり、その結果、カドミウムなどの有害物質の吸収までよくなってしまう・・・。

なんと皮肉なことなのでしょうか?

そして、普通は生まれた順番が遅い子どもほど汚染が少ないはずですが(有害物質は第一子に最も移行する)、カドミウムの場合は違う、ということが言えそうですね。

そうでなくても、尿中カドミウムの生物学的半減期は、暴露後カドミウムを一切摂らなかったとして、男性14.2年、女性23.5年だそうです。長い・・・!ε=(´Д`;)

 

このようなことを考えても、カドミウムをなるべく体内に取り込まないのもさることながら、妊娠前から妊娠中にかけて、鉄や亜鉛、マンガンなど、十分なミネラルを摂っておくことがとても大切ですね(*闇雲に摂らないでちゃんと検査した上で摂ってくださいね!)。

もっと言うなら、妊娠中はデトックス(排泄)の方法はないので、妊娠前のデトックスがやはり重要ですね。

 

続きます。

 

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急速に広がったカドミウムによる環境汚染

カドミウムの話を続けます。

(ほぼ自分メモ)

 

渡邉泉著「重金属のはなし 鉄、水銀、レアメタル」中公新書より

 

「拡大する生物への影響

自然界において、カドミウムは同族元素である亜鉛と類似した性質を示し、亜鉛鉱石に随伴 する形で産出する。

天然のカドミウムは、岩石の風化や火山活動などによって生物圏に放出さ れるが、その量は徴量であり、もっぱら人間の活動による負荷により、近年、急速に顕在化し ている。

この点でも水銀や鉛にくらべ、比較的新しい出現といえる。

重金属と生物の関係についての一般則に『もともと天然に豊富に存在していたものは、生物 が必須元素として取り込んだり、無害化するシステムを獲得する。一方で、もともと自然に極 徴量にしか存在していなかったものは、重度の障害を引き起こしやすい』というものがある。

比較的新しい汚染物質カドミウムは、まさに人類による使用によって、わずか100年でその 毒性が顕在化することになった。

いまではカドミウムは、環境汚染物質として水銀と並ぶ重金属の双壁といえる存在である。

筆者たちが長年行ってきた環境分析、とくに野生生物の重金属蓄積現象を解析するなかで、カ ドミウムの環境汚染が明らかとなってきた。

つまり、どのような生態系のどのような野生生物 を分析しても、カドミウムと水銀は検出され、しかも、ほぼ確実に、ある突出した特徴を示す。

それは、成長(時間) に伴って顕著に濃度が上昇する特徴と、食物連鎖により、餌生物の濃度 を反映する、いわば生物濃縮しやすい特徴である。

くわえてカドミウムは生体内で偏って存在 (腎臓に偏在) するという分布を示す。

筆者らが調査している約別種類の微量元素のなかで、こ のような特徴を示す元素はきわめて少ない。

つまり、多くの重金属は、生物体内で比較的安定した濃度を示すか、そもそも超徴量元素などの場合は検出されること自体が稀で、ひどく汚染された生息環境(生態系) では高濃度が検出されるものの、それ以外の場所からはほとんど検出されないという特徴がある。

これに対してカドミウムと水銀は、ほぼどのような生態系でも検出され、前述した特徴的な生物濃縮を示す。

このことは、世界的な汚染の広がりをあらわしているといえ、また、両元素の突出した生物濃縮性の証しともいえる。

 

生体への毒性

生体への毒性 動物の体内に取り込まれると、カドミウムは腎臓に極端な高濃度で蓄積する。

そのため、障害もまず腎臓で現れる。

腎臓皮質では200 ppmを超過すると組織が壊死するといった毒性が発現する。

そして、我が国の中高年層の腎臓には、じつにこの濃度の50パーセントものカドミウムが蓄積しているとされる。

カドミウムによる急性毒性は、誤飲による消化器への障害、職業曝露による呼吸器への疾病のケースがあるが、日本では報告されていない。

慢性毒性は、腎臓障害のほかに生殖障害内分泌撹乱作用高血圧や動脈硬化などの循環器障害がある。

さらにイタイイタイ病として知られる骨への影響、さらに発がん性も有する。

日本でイタイイタイ病が発生した後、比較的早い時点でアメリカでは国民病ともいわれ、急増していた高血圧の原因として、環境中のカドミウムの存在が指摘された。

いまもカドミウムと”国民病” である高血圧との明確な関係は証明されていないが、この重金属による直接的な血圧変化に加え、腎機能障害との相互作用、さらに高血圧の素因をもっている人でカドミウムによる血圧変動が起きやすいことなどが報告されている。」

 

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カドミウムは急速に汚染が広がったんですね。

ということは、まだその毒性などについても不明な点が多いということですね。

腎臓は一般に認識されている以上に、有害重金属の影響を受けているようです(カドミウムだけでなく水銀・鉛なども腎障害を起こす)。

高血圧も、カドミウムだけでなく、水銀・鉛も影響しますね。

原因不明の高血圧・腎臓病には重金属のデトックスを検討した方がよいですね。

 

3分で有害ミネラル・必要ミネラルが測定できるオリゴスキャンについて

アタナハクリニックのキレーション点滴療法について

 

この本とても面白いです!

 

イタイイタイ病だけじゃないカドミウム

皆さん、こんにちは!

医学界に(局所的に)物議を醸しているともちゃん先生でーす!(≧▽≦)

今日は医者が読んでも安心な(?)アカデミックなお話ですよ!(爆)

 

と、冗談はさておき。。。

 

先日、子宮内膜症とカドミウムが関連する、というデータについて書きました。

カドミウムについて調べると、それはもうざっくざくと、いろんな文献が出てきます。

水銀・鉛に比べたら、なんだか可愛い響きがするカドミウムですが...、ところがどっこい!

全然可愛くないんですよ、これがまた。。Σ(=∀=;ノノ ヒィィッ‼

 

カドミウムはイタイイタイ病の原因物質として有名ですが、それだけではなく、実はかなり多岐に渡る健康問題の原因となります。

日本人の慢性疾患の根底には、水銀とともにカドミウムの存在があると思われます。

 

周期表 亜鉛

カドミウム・・・原子番号48の卑金属。

亜鉛族で周期表だとまさに亜鉛の真下にあります。

さらにその下には水銀がありますね。

周期表で縦に並んでいる元素は性質が似ます。

ということは、亜鉛をmimic(真似)します。

 

亜鉛の大切さは別紙に譲りますが、70種類を超える酵素の材料となっており、生体機能にとても重要です。

亜鉛の働きをまとめると、遺伝子の転写、細胞分裂、インスリンやステロイドホルモン(性ホルモンや副腎皮質ホルモンなど)の産生、ビタミンAの代謝、精子形成、性腺発育、プロスタグランディン代謝、細胞膜の安定化、免疫機能、などです。

簡単にいうと、カドミウムはこれらの働きを阻害すると考えてよいでしょう。

また、他の有害金属と同じように、活性酸素の発生源となります。

代表的な障害は腎尿細管障害と骨障害であり、それが進行したものがイタイイタイ病です。

 

以下、あるわかりやすい文献の抜粋です。。
というかほぼ自分メモになってますけど(^_^;; (専門的な部分あり)

 

・カドミウム(以下Cd)は、腸で二価イオン輸送体(DCT1/DMT2/Nramp2)により、亜鉛・マンガン・鉄・コバルト・ニッケルなどとともに吸収される

・空気中のCdは、亜鉛・マンガン・鉄などともに亜鉛輸送体の一種であるZIP1/IRT8などによって取り込まれる

・Cdは肝臓・腎臓・小腸・膵臓で多く発現しているメタロチオネイン(タンパク質の一種)の亜鉛と置換して無毒化されるが、Cdメタロチオネイン(Cd-MT)の半減期は80時間と長いので、自己抗体産生につながる

・メタロチオネインは胎盤でも産生されているため、メタロチオネイン欠損マウスではCdの胎盤移行が知られる

 

(腎臓において)

・Cd-MTは腎臓の糸球体で濾過されて近位尿細管の管腔膜のメガリン・キュビリンに結合してライソゾームに取り込まれる

・ライソゾーム内でMTから離れたCdはDMT1によって細胞質に移行し、活性酸素を発生したり、ミトコンドリア毒性ナトリウムポンプ抑制小胞体ストレスなどから細胞のアポトーシスを引き起こす(摂取したCdの半分は腎臓に蓄積)

・そのため近位尿細管障害による、グルコース・リン・糖・アミノ酸・低分子量タンパク質・重炭酸イオンなどの再吸収障害や、ビタミンD活性化障害が起きる(ファンコニー症候群

 

・血中でのフリーのCdはZIP8、ZIP14によって細胞に取り込まれ、肺や精巣での毒性に関与する

女性にCd中毒が起きやすいのは、鉄欠乏ではDMT1の発現が増えるため(亜鉛・カルシウム不足でも同様)。(降圧薬のL型カルシウムチャネル拮抗剤でもDMT1は活性化する)

・Cdが骨の線維芽細胞増殖因子(FGF)23の分泌を増加→FGF受容体タイプ1-Klotho複合体を介して近位尿細管のリン輸送体が減少して尿中にリンが喪失し、ビタミンD活性化抑制により腸管でのリンの吸収が抑制される

・また,FGF23は骨芽細胞分化と石灰化機能も抑制する(つまり,Cd中毒による骨折は腎性骨異栄養症だけが原因ではない)。FGF23は腫瘍により惹起される骨軟化症の原因物質でもあり,FGF23増加によって癌末期患者にみられるような極端な栄養障害(ミオパチー)の説明もつく

・Cdは腎・骨障害だけでなく、癌・2型糖尿病・慢性閉塞性肺疾患の発症にも関与

・日本は土壌Cdが多く、コメの安全基準が他国より緩い

日本は慢性腎臓病の頻度が高く、やせていても2型糖尿病が発症しやすいのは、これと無縁ではないと考えられる

・・・・・

 

(以上 Fluid Management Renaissance Vol.3 No.2 2013 「腎臓と骨の深い関係」 より抜粋、一部加筆)

 

日本は火山国だし魚を多食するから水銀が多い、というのはわかってましたけど、カドミウムまで多かった、っていうのはびっくりしませんか?

イタイイタイ病だけでなく、生殖器系等や、全身に影響するという・・・

実際、本当に多いんですよ、尿中重金属排泄試験やオリゴスキャンで、カドミウムが高い方。

そして実は妊娠・出産というイベントにも、すごくカドミウムが絡んでくるんですよね。

 

カドミウム、お前もか・・・!!

 

・・・って感じです。

 

 

cadmium

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きます。

 

 

体との対話―直観医療ケースリポート1~アトピー性皮膚炎と不妊~

皆さま、こんにちは。

今日から不定期で、直観医療によるケースリポートをお送りします。

こんなこと本当にあるのか?と思われる方もいるかもしれません。

体とどんなふうに対話ができるのか・・・、お読みいただければ幸いです。

 

今日は、アトピー性皮膚炎と不妊で治療させていただいている、Nさんについてのケースリポートです。

(掲載の許可は得ています)

 

まず今までの経過です。

 

Nさんは、6年前より体外受精による不妊治療にトライしていらっしゃる45歳の女性。

アトピー性皮膚炎もあり、全身の皮膚にかゆみのある湿疹を伴っていて、ところどころ浸出液も出ている状態でした。

2年前より、栄養療法をさせていただいていました。

栄養療法の効果はあまり芳しいとは言えず、アトピーの症状は一進一退、不妊治療に関しても、採卵をしても卵子がとれるのは2回に1回ほど、とれても胚盤胞(*)までなかなかいかず、受精卵を移植することもなかなかできない状態。

または移植できても着床しない、という状態が長く続いていました。

(*胚盤胞とは、採卵後5日目まで培養して分割が進んだ状態の受精卵。2日目で移植するより妊娠率の上昇が見込めるため、現在の体外受精では多く取り入れられています)

 

今年に入り、栄養療法に加え、シータヒーリングを数回行いました。

・「境界線」に関するパターン(皮膚の問題は外界や自分以外の人との「境界線」に関するイシューを持っていることが多い)

・境界線に関連した「戦い」についてのパターン

・愛(栄養)を受け取ること

・ご先祖さまのヒーリング

などについてセッションし、ヒーリングを見届けました。

 

リーディングではよくなっている皮膚が観えるのに、実際にはよくならないので、Mezamelセッションも2回受けていただきました。

そこでかなり深いところまでいき、「アトピーが治ったら妊娠できる」という思考パターンを発見したので、書き換えるとともに、出生時に持っていた様々なエネルギー的ブロックを解除してもらいました。

 

その間にアマルガムの除去とキレーション治療を開始。

 

だんだんとよくなっては来ているものの、まだアトピーは改善というところまでいかず、これから不妊治療も再開する、というところでさせていただいた、ある日のセッションの内容です。

 

まず体内リーディングをさせていただくと、皮膚に「怒り」の感情があるのが観えました。

そして皮膚と白血球の仲が悪い、というのが観えました。

仲が悪いので、白血球が皮膚を攻撃している様子でした。

なぜ?と白血球に聞くと、皮膚が怒っているから、とのことでした。

皮膚に、なぜ怒ってるの?と聞くと、皮膚が「私は孤立無援だ」と言いました。

すると、3歳くらいのインナーチャイルドが観えました。

 

インナーチャイルドは、泣いて、怒っていました。

どうしたの?と聞くと、3歳の時に亡くなったお母様に対して怒っているようでした。

実は、Nさんのお母様は、Nさんが3歳の時に、Nさんの弟さんを死産で出産され、その後すぐに亡くなられたのでした。

お母様は、Nさんに兄弟を作ってあげたくて、子どもを産もうとしたそうです。

Nさんのインナーチャイルドの怒りの底には、深い悲しみと、罪悪感がありました。

 

私のせいで、お母さんも、弟も亡くなった・・・

 

3歳の小さいNさんは、その時に強くそう思いこんでしまったようでした。

罪悪感や悲しみを癒しましたが、なかなかそれを手放さないのが観えました。

 

すると、亡くなったお母様が登場しました。

お母様は、Nさんにこう語りかけました。

 

ごめんね。

私が死んだのはあなたのせいじゃないよ。

愛しているよ。

いつも一緒にいるよ。

見守っているよ。

弟も一緒だよ。

・・・

 

それを伝えて、ずっと見届けていると、皮膚が癒されていくのが観えました。

そして、インナーチャイルドがNさんに統合されて、消えていきました。

Nさんは泣いておられました。

クリエイターが免疫系を調節しているのと、皮膚が厚みを増したのが観えました。

 

この体験から何を学びましたか?と聞くと、その答えは、

「自分を許すこと」。

 

許すこと、許されること。

ありのままの自分を受け入れること。

その感覚・感情、方法、すでにそうなっている感じ、などをダウンロードしました。

 

 

Nさんはこれまでの人生で、アトピーを治すためにありとあらゆることをやってこられたそうで、その経過は壮絶だったそうです。

当院でも、できる限りのことをやらせていただききました。

でもなかなか改善しませんでした。

それはなぜなのか。

 

Nさんにとって、アトピー性皮膚炎は、お母様と弟さんへの罪滅ぼしだったのです。

同時に、お母様と弟さんへの愛の証明、そして二人とNさんとの絆でもあったのです。

 

私が母と弟の命を奪ってしまった・・・。

決して事実ではないにもかかわらず、3歳の時にできたそのビリーフは強烈でした。

そしてその後、アトピーが発症しました。

この罪悪感を持ち続けている限り、Nさんにとってアトピーが治ることは、お母様と弟さんに対すると裏切りと同じことでした。

同時に、お母様と弟さんに対する愛の証明と絆でもあったので、手放すことができなかったのでした。

妊娠も同様で、Nさんはそんな自分が妊娠することを許可することができなかったのです。

 

今回初めて、Nさんは自分が潜在意識でそう考えていたことに気づくことができ、お母様からのメッセージもあって、罪悪感を手放し、自分を許すことができたようでした。

 

セッション後3週間ほどたって、メッセージをいただきました。

 

『その後、肌の方はお陰様で随分落ち着いてきました。カサカサだったのがしっとりしてきて、指から汁がでることもなくなり、炊事もしやすくなってきました!まだ手首足首を中心にかゆみはありますが、長い長いトンネルの先が見えてきました。

先日(凍結卵を)桑実胚移植しましたが、着床していませんでした。
培養士さんの話では、卵はフラグメントもほとんどなく、分割のスピードも順調で、とてもきれいに進んでおり、胚盤胞になりそうな様子だったそうですが…

今は次の採卵に向けて準備中でです。
卵はこのところは1つか2つでしたが、今回は自然に4つほど出てきているようで、また、ここ2年くらいずっと0だったAMH(卵巣の卵の予備を推測する数値)の値が、先日の検査で0.5に上がり、これも先生方のヒーリングやキレーションのおかげかと嬉しくなりました!』

(その3日後)

『今日採卵して成熟卵が2つ採れました!
(ここ2年間は採れても1つでした。)』

 

とのことでした。

 

その後の経過はまだ伺っていませんが、今までは治療効果がほとんど見えない感じだったので、これはとても大きな違いです。

 

すべての病気がこのような深い理由をもっているとは限りませんが、なかなかよくならない場合、必ず原因があるわけです。

それは物理的なものもあれば、このような心理的・霊的(スピリチャル)なものもあるのです。

 

何年も診させていただいていく中で、私がシータヒーリングを始め、何回かセッションをさせていただいた結果、やっとここまでたどり着くことができました。

これはひとえにNさんがあきらめなかったからだ、と思います。

癒したのはクリエイターで私は見届け人ですが、こんなことに立ち会わせていただけるなんて本当に幸せだなあ、と思っています。

 

sun forest

 

明日からはシータヒーリング基礎DNAセミナーです!

病気と障害のセミナーも近々告知しますよ~~(^-^)

皆さま、よい週末をお過ごしください!

 

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血中カドミウム濃度が高い女性は子宮内膜症になりやすい?

皆さま、こんにちは。

段々と過ごしやすくなってきましたね。

 

さて、今日は婦人科疾患ととしてよくみられる子宮内膜症・子宮筋腫と、有害重金属との関連性を調べた研究をご紹介します。

http://humrep.oxfordjournals.org/content/23/3/679.short

子宮内膜症・子宮筋腫・・・、不妊の原因の一部としても有名ですね。

endometriosis

 

 

 

 

 

 

ある種の重金属は内分泌かく乱作用を持つことが知られており、視床下部-下垂体-卵巣系に干渉します。

そして種々の生殖機能を抑制することがわかっています。

 

鉛・水銀・カドミウムが、有害重金属の中でも環境ホルモン作用を持つことで知られています。

これらはみなエストロゲン(女性ホルモン)がエストロゲンレセプターに結合するのをブロックします。

鉛と水銀は抗エストロゲン作用があるのに対し、カドミウムはエストロゲン様作用を持ちます。

 

しかし、これまでこれら重金属と子宮内膜症・子宮筋腫との関係性を明らかにしたデータはあまりありません。

そこで、アメリカ・オハイオ州、Case Western Resrve UniversityのJacksonらが、米国国立健康栄養調査the National Health and Nutrition Examination Survey (NHANES) のデータを解析し調査しました。

対象としたのは1999~2002年のNHANESのデータで、20ー49歳の、妊娠中・授乳中を除外しかつ解析に適したデータのある閉経前の女性1425名における、全血の鉛・カドミウム・水銀濃度と、子宮内膜症・子宮筋腫の既往歴との関連性です。

そのうち、子宮内膜症と診断されていた61名の女性および子宮筋腫と診断されていた114名の女性と、どちらにもかかっていない女性とを比較検討しました。

 

その結果、子宮内膜症の女性において、そうでない女性よりもカドミウムの血中濃度が有意に高かったことがわかりました。

また、カドミウムの血中濃度を3つのレベルにグループ分けすると、最も濃度の高いグループは、最も低いグループよりも子宮内膜症の女性がほぼ3倍であり、用量依存性に増加することがわかりました。

 

また、年齢・人種・民族・避妊ピルの使用・喫煙歴などでデータを調整すると有意差は認められなかったものの、鉛や水銀の蓄積濃度の高い女性は、そうでない女性よりも子宮筋腫と診断される確率が高いことも判明しました。

また、水銀のみに限って、子宮筋腫と診断されてから年数が経つに従って、血中濃度が高くなる、という結果でした。

 

この研究はサンプルサイズが限られていて、診断も過去10年に限定されているため、さらなる研究が必要とのことですが、注目に値しますね。

これらの重金属による汚染を軽減することは、これらの疾患の予防につながる可能性が大いにあると思います。

 

カドミウム・・・、これはとても興味深い重金属です。

詳しくはまた記事に挙げたいと思いますが、水銀と同じ亜鉛族に属するため、生殖機能に大切な亜鉛の働きをブロックします。

婦人科系疾患や男女問わず不妊症でお悩みの方は、カドミウムのデトックスを検討されるとよいと思います。

カドミウムの摂取源は、職業暴露、お米、タバコ、魚介類、葉野菜など。

30mg/kgの貝を一週間に一回食べる女性は、全く食べない人のカドミウム摂取量の2倍を摂取することになり、タバコ1箱は1~2μgのカドミウムを吸収することになるそうです。

 

 

カドミウム等の有害ミネラルおよび必須ミネラルは、オリゴスキャンで簡単に調べることができます。

皮膚に光を当てることで数分で20種類の有害ミネラル、14種類の必須および参考ミネラルが測定できる、非侵襲的で画期的な機械です。

今までの経験上、毛髪検査ではカドミウムはあまり出ませんので、オリゴスキャンでスクリーニングして、その結果にもよりますが尿中重金属排泄試験をするのがよいと思います。

 

オリゴスキャンについてはこちら

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Young Woman Sitting in Underwear, Arms Across Stomach and Eyes Closed --- Image by ? Odilon Dimier/PhotoAlto/Corbis

 

 

 

 

 

 

 

 

間近に迫ってきましたが。まだ募集しております。

シータヒーリング基礎DNAセミナー

9月14・15・16日 (土日月(祝))

10:00〜17:00

@めざめランドinアタナハクリニック

参加費 45000円

詳しくはこちら

 

 

自閉症の本が出版されました!

皆さま、こんにちは。

今日はすごい風雨でしたね。

 

さて、自閉症治療で有名なアメリカのエイミー・ヤスコ先生による新しい本の日本語版が、やっと出版されました。

「自閉症 回復への道しるべ」 エイミー・ヤスコ著 (ガイアブックス)

__ (2)

 

光栄なことに私も後書きを書かせていただきました(*^_^*)

 

自閉症は、日本では原因不明で治療不可能、とされていますが、実際にはたくさんの原因があります。

それらの原因が、日本の[おそらくアメリカも?)一般的な医療現場では注目されておらず、無視されているものばかりなので、原因不明ということにされてしまうのです。

それらはたとえば、

・遺伝子異常

・重金属や農薬などの有害物質の蓄積

・食物アレルギー(脳のアレルギー)

・ウィルスなどの潜在感染症

・腸管浸漏症候群(リーキーガットシンドローム)

・ホルモン異常

・・・などです。

どれも医学界ではちゃんと認識されていないものばかりです。

 

これらの原因は、他のいわゆる難病(自己免疫疾患や、精神疾患など)と言われる病態の原因にもなっています。

自閉症は、これらの原因が複雑に絡み合った、一番難しいパズルのような病態、といえるかもしれません。

だから、自閉症が治せればどんな病気も治せる、と言われています。

複雑ではありますが、できることはたくさんあります。

 

こういった原因があって、対策があるのだ、ということを、多くの方に知っていただきたいと思います。

 

お子さんについてのご相談もお気軽になさってくださいね。

 

まだアマゾンには出ていないようなので・・と思ったらありました。

 

出版元のガイアブックスさんのサイトです。

http://www.gaiajapan.co.jp/scb/shop/shop.cgi?No=703

 

Blond Twins

 

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9月連休開催のシータヒーリング基礎DNAセミナーの告知です♪

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卵胞液中の高い鉛濃度は妊娠率の低下を招く

最近はヒーリングや直観医療の話題を主にとりあげておりましたが、学問の秋!ということで(?)、今日は学術的な話題です。

(このあたりのバランス感覚を楽しんでいます♪)

 

以前の記事でもちょこっと取り上げましたが、

2006年のJournal of Trace Elements in Medicine and Biologyより

「Lead concentrates in ovarian follicle compromises pregnancy (卵胞液中の鉛濃度が妊娠率を損なう)」

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16959598

検体数は少ないですが、非常に興味深い論文です。

 

鉛は地球上の環境汚染物質の第1位であり、環境ホルモン作用を持つ物質です。

栄養素と同じように消化吸収され、体内に蓄積・濃縮され、正常な細胞機能のプロセスを傷害します。

低濃度であっても長期にわたる鉛暴露は、痴呆や子どもの行動異常、視覚や聴覚障害、精子数の低下、脳卒中や心筋梗塞のリスク増大などを招くことがわかっています。

 

この研究では、9名の体外受精-胚移植(IVF-ET)患者の血中および卵胞液中の鉛濃度が調査され、44の卵胞中の液体と6の血液サンプルが集められました。

結果

妊娠した4名から得た17の卵胞液中の平均鉛濃度は、妊娠しなかった5名の計27卵胞液中の鉛濃度より優位に低かったことがわかりました。

鉛と妊娠

 

 

 

 

(左グラフ)横軸:数字の上にPとついているのが妊娠した例、ついていないのが非妊娠例で、丸印は卵胞液中の鉛濃度を表す

(右グラフ)棒グラフは卵胞液中平均鉛濃度で、左が妊娠群、右が非妊娠群で、非妊娠群で優位に鉛濃度が高いことがわかる

 

卵胞における鉛の蓄積が妊娠率の低下を招く、という驚くべき事実が示唆されています。

鉛だけではなく、水銀やカドミウムなども同様に生殖毒性があることがわかっています。

こういうデータ、実はいま他にもいっぱい出てきているのですよね・・・・

 

一般の不妊治療の現場において、体外受精をもってしても妊娠に至らない患者さまに対しての対策は、医師により様々な創意工夫がされてはいるものの、よい結果がなかなか得られないことも多々あります。

その陰に、こういった有害金属の蓄積が隠れています。

でもそれが不妊治療の現場で指摘されることはほとんどないですよね。

 

私は最近、キレーション療法(重金属のデトックス)は不妊治療にマストだと思っています。

まだデータが取れるほどではありませんが、かなり改善効果が期待できると思います。

胎児に有害金属が移行するのを防ぐという、素晴らしいメリットもあります。

キレーション療法に、栄養療法を併用するのがとてもいいと思いますし、高濃度ビタミンC点滴(これにグルタチオンとαリポ酸をミックスするとなおグッド)やナチュラルホルモン療法も効果が期待できる治療です。

 

もちろん、ヒーリングも効果あります。これは割と多くの患者さまで立証済みですよ^^

 

こういった治療法があるということを多くの方に知っていただいて、赤ちゃんを抱いていただく方が増えてくれたら嬉しいですね♪

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矢崎智子とめざめランド園長渡邉聡の共同開催です♪

ただいま絶賛募集中!!

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デトックスで卵子の質を改善!

皆さま、こんばんは。

今日は閑話休題して、重金属をはじめとする有害物質が妊娠を阻害する原因の一つであるというデータと、それに対する対策について書きたいと思います。

 

・体外受精を行ってもよい卵子がとれない

・受精卵の分割がうまくいかない

・精子の状態がよくない

・卵子を若返らせたい

・不妊治療の効果を上げたい

・できるなら自然に妊娠したい

 

という悩みや希望をお持ちの方は多いと思います。

 

体外受精の発達は、妊娠が困難なカップルにとって大きな福音でした。

しかし、体外受精をもってしてもなかなか妊娠に至らないことも多く、患者さまも医療者も苦心しながら治療を行っている、という場合が少なくありません。

よい卵子がとれない、受精がうまくいかない、分割がうまくいかない、といった場合、その原因が明らかでないために有効な手段がない、というのが実情です。

 

しかし、これらの原因の一つが環境汚染である、という証拠が、着々と積み重なっています。

 

地球の環境汚染物質の第一位は鉛、第二位は水銀です。

両方とも、環境ホルモン作用を持つ重金属であることがわかっています。

 

2006年のデータでは、体外受精を受けた女性の卵胞液中の鉛濃度が、妊娠した群に比べ妊娠しなかった群で優位に高かったことがわかりました。

(Tali Silberstein et al. J Trace Elem Med Biol 20 (2006) 205-207)

 

2011年のデータでは、毛髪中の水銀濃度が高いほど、体外受精での卵胞数が減少する、という強い相関関係がみられました。

毛髪中水銀濃度と卵胞数

 

 

 

 

(E. H. Dickerson et al. J Assist Reprod Genet (2011) 28:1223-1228)

 

重金属は、

・それ自体が活性酸素の発生源となる

・ホルモンの情報を伝達する細胞膜の機能を低下させる

・酵素および必須ミネラルの働きを阻害する

などのメカニズムにより、人体の機能を障害します。

 

重金属以外にも、

 

・環境汚染の強い地域で不妊症の頻度が高い

・殺虫剤や農薬の生産工場で就労経験のある女性に不妊のリスクが高い

・低濃度のダイオキシンは初期胚(受精卵)の発育を抑制する

・石油燃焼過程で放出されるDMBA(ジメチルベンズアントラセン)を動物に投与すると、卵巣中の卵胞・卵子の消失が起こる

 

など、環境汚染物質が妊娠を妨害するという事実が多く明らかになっています。

 

喫煙や有害物質に関わる職業など、リスクがある場合はもちろんですが、そうでなくても空気や水、食物などから、知らないうちに現代人の体内の汚染は進んでいます。

 

これらの悪影響を最小限に抑えるために、デトックス(解毒)治療が推奨されます。

 

アタナハクリニックでは、重金属をはじめとする有害物質のデトックス治療として、

 

・重金属キレーション療法

・グルタチオン点滴療法

・スーパー抗酸化点滴療法(ビタミンC・グルタチオン・αリポ酸のミックス点滴)

・サプリメント治療

 

を提供しています。

 

 

その他のアタナハクリニックの不妊治療としては、

 

・高濃度ビタミンC点滴療法および各種点滴療法

・分子栄養学にもとづく栄養療法(サプリメント療法)

・メディカルヒーリング

 

などがあります。

 

不妊治療でお悩みの方や、不妊ではないけれど妊娠前に体を整えておきたい方、妊活中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

TEL 03-6314-3507