環境と子どもの健康

皆さまこんにちは。

連休は勉強三昧で楽しかったです(*^_^*)

 

10月12日(土)は、NPO法人 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議さん主催による、南デンマーク大学環境医学教授フィリップ・グランジャン博士の講演会を聞きに行ってきました。

水俣条約の会議のために来日されていたそうです。

環境と子どもの健康セミナー

 

 

 

 

 

 

現代の子どもは、「Chemical sandstorm (化学物質の砂あらし)」とグランジャン先生が表現していましたが、胎内ですでに多種多様な化学物質にさらされていることがわかっています。

化学物質は胎盤を通り抜け、血液脳関門ができてない胎児の脳に容易に到達します。

それにより、脳や臓器の発達に影響を及ぼすことがわかっています。

 

内容をいくつかシェアしますね。

(図はセミナー資料より抜粋させていただきました)

 

『出生前(胎児期)の水銀暴露倍増による発達の遅れの影響』

博士の専門のひとつはデンマークのフェロー諸島での疫学調査だそうですが、フェロー諸島は日本と同じく海産物摂取量の多い漁業社会です。

現代の魚介類には食物連鎖によって、メチル水銀・PCB・PFC(過フッ素化合物類)などの難分解性環境化学物質が蓄積しています。

そのフェロー諸島での調査です。

 

神経心理学的検査で、出生前の水銀暴露が2倍になると、7歳時点で以下のような発達の遅れの影響が見られました。

運動機能:0.9 か月の遅滞

注意力:1.3 か月の遅滞

視空間機能:0.6 か月の遅滞

言語:1.6 か月の遅滞

言語記憶:2.0 か月の遅滞

IQに換算すると、約1.5ポイント下がるということです。

 

水銀に対する脆弱性には遺伝子的な個人差があり、ある遺伝子変異があると(何とはおっしゃっていませんでしたが)この影響はさらに強まり、IQは6~7低下するそうです。

 

『メチル水銀暴露が多いほど脳内の電気シグナルの速度は遅くなる』

子どもの毛髪中水銀濃度が高いほど(メチル水銀への暴露が多いほど)、脳内の電気シグナルの速度が遅くなります。(14歳時の脳幹聴覚誘発電位)

グランジャン先生資料

毛髪中水銀濃度の暴露限度が一番厳しいのは米国環境保護庁で1.0 μg/gですが、それが図中に示されています。

そして日本人の暴露レベルも同時に示されています。

ちなみに1.0以下の日本人は(大人・子どもにかかわらず)私は見たことがない気がします。

 

『出生前の汚染物質暴露は、不必要な脳領域の活性化を起こす』

出生前にメチル水銀とPCBの暴露が多い子どもでは、そうでない対照群では不必要な脳領域が活性化することを、画像診断が証明しました。

グランジャン先生資料2

 

 

 

 

 

 

左手の親指と他の指を順番に合わせるという単純な運動を、子どもにさせた時の、脳機能MRIの画像です。

下段の画像が対照群で、左手を動かしているので反対側の右側の脳領域が活性化しています(オレンジ色に色がついている部分)。

上段がメチル水銀とPCBの胎内暴露が多い子どもですが、両側の脳皮質が活性化しているのがわかります。

これは指を動かすという単純な動作を行うのに、両側の皮質がコーディネーションしないとそれを行うことができない、という、機能異常が存在することを表しています。

 

『PCBやPFC(過フッ素化合物類)は免疫反応を低下させる』

ワクチン接種後の抗体濃度が、環境汚染物質によって低下するそうです。

グランジャン先生資料3

子どもの血清PCB濃度が高くなるほど、ジフテリア抗体の濃度が低下しています。

 

そしてPFC(過フッ素化合物)です。

フッ素化合物は、いま身の回りにあふれかえっていますね。

水や脂肪をはじくので、防水や焦げ付き防止の用途で使用されています。

グランジャン先生資料4

テフロン加工のフライパン、レインコート、雨具、防水スプレー、スキーウェア、スキーワックス、ハンバーガーを包む防水の紙、電子レンジで作るポップコーンの袋、ビザの箱、しみをはじくカーペットや家具などの加工に使われています。クッキングシートなどもそうですね(使ってたよ・・・)。

グランジャン先生資料5

過フッ素化合物による暴露が多いほど、幼少期に受けた予防接種(ジフテリア)による抗体が60%低下するそうです(半分以下!!)。

 

フッ素化合物が免疫毒性を持つことが、すでに1070年代にはメーカーによるサルの実験によって明らかになっていたそうですが、公表されなかったそうです。。

 

ワクチン不要論の理由のひとつに、ワクチンを打っても抗体がつかないことが多いから無駄だ、という意見がありますが、これはワクチン自体の問題というよりも、環境汚染物質による免疫力の低下が背景にあるのではないかと思いました。

 

グランジャン先生は、「化学物質に対する子どもの脆弱性は出生前に始まる。したがって予防も出生前から開始すべきである」と、結論付けていらっしゃいました。

本当にその通りだと思います。

便利を追及しすぎると、思わぬ落とし穴がありますね。

 

昨日、医科歯科連携診療普及協会で(この話はまた書きますね^^)、ガン治療がご専門の大阪の田中善先生とお話しした時、若い方のガンがとても増えている、と聞きました。

昔は、ガンはある程度お年を召した方の病気でした。

それが今、20代、30代のガン患者さんが増えているそうです。

特に乳ガンの方が多くなった、とおっしゃってました。

ガンは、有害物質の関与がかなりありますし、免疫力低下も発症につながりますよね。

やはり環境汚染や食の問題(食品添加物や農薬、加工による栄養素の低下など)がかなり影響しているのではないか・・・、という話になりました。

 

フッ素加工のフライパンなどお使いの方、ちょっと考えてみてくださいね。

特に妊婦さんやこれから妊娠したい方は、やめたほうがいいよね。

おかずがちょっと焦げ付いたって、健康を損なうことに比べたらどうってことない。

 

なかなかすべての化学物質をシャットアウトするのは難しいですが、チリも積もればで、できることからやっていったらいいですよね。

 

そしてデトックスもこれからは必須な感じですよね。

全員がキレーションが必要なわけじゃないけど、重金属があるとほかの化学物質の害も出やすくなるので、何らかの形で重金属も含めデトックスした方がいいですね。

とくに40代以上の方は、まず歯(アマルガムが入っていないか)をみてもらおうね(*^_^*)

 

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