「難病」の原因としてのマイコプラズマ②

マイコプラズマの続きです。

 

マイコプラズマといえば、「マイコプラズマ肺炎」が有名です。

いま大流行しているとのことで、皆さまもご存知だと思います。

マイコプラズマ肺炎は、「マイコプラズマ・ニューモニエ」という種類のマイコプラズマが原因で起こります。

肺炎の原因としてマイコプラズマはかなり多く、以前は3番目でしたが、今は2番目になりました。

急性気管支炎では、最も多い原因菌となっています。

かぜ症状で発症し、長引く頑固な咳が特徴と言われています。

 

マイコプラズマ肺炎がこの冬異常な流行を見せている理由の一つは、抗生物質に対する耐性菌ができているからだと言われています。

日本は世界でも稀に見る抗生物質の処方量の多い国です。

今まで安易に抗生物質を使ってきたことのつけが回ってきたとも言えます。

(これは医者が自戒すべきことですが)

 

話がそれましたが、マイコプラズマ肺炎はかぜや肺炎を起こすだけでなく、様々な合併症が知られています。

中耳炎、関節炎、髄膜炎、脳炎、ギラン・バレー症候群、血管炎、肝炎、膵炎、心筋炎、溶血性貧血、スティーブンス・ジョンソン症候群などの皮膚炎、腎炎などです。

これはWikipediaにも載っている明白な事実です。

しかし、医療者の理解として、これらの合併症はあくまでもマイコプラズマ「肺炎」に合併するものだ、という認識が多くあります。

つまりこれらの症状が現れたタイミングが、マイコプラズマ肺炎にかかっていたり、その後であったのであれば、それがマイコプラズマ肺炎の合併症と診断することは容易です。

しかし「肺炎」の症状や所見なしに、これらの症状が起きた場合、それらがマイコプラズマによるものであるとの診断が下されることは、ほとんどないと思っていいでしょう。

しかし実際には典型的な肺炎症状を示さず、これらの「合併症」(この場合は合併症でなく「主たる症状」というのが正しいのですが)のみを表すケースが存在します。

この場合、この症状がマイコプラズマによるものではないか、と考える医師はごくわずかである、と思っていいと思われます。

 

もちろんこれらの、中耳炎、関節炎、髄膜炎、脳炎、ギラン・バレー症候群、血管炎、肝炎、膵炎、心筋炎、溶血性貧血、スティーブンス・ジョンソン症候群などの皮膚炎、腎炎などは、マイコプラズマだけが原因で起こるのではなく、ほかにも多くの原因があります。

しかしこれらの病態の原因を検索して、原因がわからないとなった場合(そういうケースはとても多いと思われます)、マイコプラズマを疑ってみる必要があるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きます。

 

 

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定員 8名 (希望者多数の場合は先着順とさせていただきます)

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