機能性医療とは?

みなさまこんばんは。

アタナハクリニックの矢崎智子です。

早いもので、もう年の瀬ですが、いかがお過ごしでしょうか?

今日はアタナハクリニックで行っている機能性医療についてお伝えしたいと思います。

 

私は、漢方を行っている内科医である父から、根本治療の大切さを教えられて育ちました。

(なにせ座右の銘が「根本治療」です)

医師となった後、根本治療を目指して東洋医学をはじめとするいわゆる代替医療を追及してきましたが、その結果たどり着いたのが機能性医療なのです。

 

機能性医療とは英語でFunctional Medicineといいます。

今の医学の主流である現代西洋医学に対し、代替医療の位置づけをされることが多いのですが、私はこちらのほうが医療の本流ではないかと思っています。

 

機能性医療とは、その名の通り、人体の機能・生理に基づき、病態の根本原因を探して行う治療なのですが、そう聞くと、「えっ、医学って当然そういうものじゃないの?」と思いませんか?

でも、実はそうではないことが多いんですね。

 

たとえば、自閉症という病気があります。

アメリカでは、自閉症はかつては1万人に一人だったのが、今では166人に一人といわれており、爆発的に増加しています。

自閉症までいかないまでも、発達障害のお子様も急増しているといわれています。

 

通常、自閉症は原因不明といわれています。

原因がわからない以上、根本的な治療法はない、ということになっています。

しかし、本当は原因があるのです。

 

自閉症はとても複雑な病態であり、複数の要因によって起こります。

自閉症の原因には、ざっとあげるだけで

 

・ 遺伝子の変異による代謝の異常や解毒の障害

・ 水銀などの重金属の影響

・ 遅延型食物アレルギー(食物不耐性)

・ 腸管侵漏症候群(腸粘膜上皮の微細な穴が大きくなることにより、毒素やアレルゲン、微生物などが体内に侵入する)

・ ウィルスなど微生物の感染による神経細胞の炎症

 

などがあります。

これらの要因の影響で、脳神経機能が障害を受け、症状が起こるわけです。

 

これらに対する治療としては、

 

・ 遺伝子変異 → 変異にあわせた栄養素の摂取

・ 水銀等の重金属中毒 → キレーション(デトックス)治療

・ 遅延型食物アレルギー → 除去食療法(乳製品と小麦製品の除去など)

・ 腸内環境の悪化 → 腸内環境の改善(病原菌の除去やプロバイオティクスの摂取など)

・ 微生物の感染 → 微生物に有効なハーブなどの使用

 

といったものがあります。

自閉症は複雑なので、個人差はありますが、これらの治療により実際に自閉症が改善するわけです。

 

こう書くと、機能性医療は特別なことではなく、当たり前の治療のように思えますよね。

しかし問題なのは、これらの原因は日本の医学界ではほとんど認識されていない、ということです。

 

自閉症の原因のひとつが食物アレルギー(脳のアレルギー)だということは、医学の教科書には載っておらず、医学部で教わらないので、ほとんどの医師は知りません。

普通の医師にそう訴えたところで、まずとりあってもらえないと思っていいでしょう。

重金属の害や腸内環境の問題などに関しても、ほとんど無視されています。

 

また、検査も日本国内の検査機関ではほとんど行われておらず、治療法もサプリメントやハーブ、キレーション治療などの、保険のきかない治療になります。

(ですので機能性医療と自然医療はかなりの部分がかぶっているということになります)

つまり、一般の病院では検査も治療も行えない、ということになるわけです。

 

なぜこんな状況になっているのか?

私にも正確なことはわかりませんがその理由として、

・ これらの治療法がまだ新しく発展途上であること(「常識」をくつがえすのはどの分野でも時間がかかります)

・ 薬剤と違いこれらの情報が医師のもとに届きにくいこと

・ 日本の保険医療のシステムが(いい意味でも悪い意味でも)徹底しているので、医師が保険外の治療に手を出しづらいこと

などがあると思います。

 

悲しいかな、自閉症に限らず、現在の日本の医療現場では、病気の根本的な原因を見つけて治療しよう、というよりは、痛かったら痛み止め、咳が出たら鎮咳剤、眠れなかったら睡眠薬、といったような「対症療法」が主流になっているように私は思います。

(救命救急のような場合を除いて)

もちろんこれらの治療も有益ではありますが、根本原因を治療しなければ症状は再発してしまいます。

 

アタナハクリニックでは、日本では検査できないこれらの特殊検査を国外の検査機関に委託して行い、その結果に基づいて根本治療を行います。

例として自閉症をあげましたが、自閉症だけでなく、精神疾患やがんなどの悪性腫瘍、自己免疫疾患など、広範囲な病態に適用することができます。

 

勉強することは尽きず、手間ひまもかかり大変な面もありますが、機能性医療はとても素晴らしい治療法の一つです。

 

そして、やはり病気を根本的に治したい、という思いから治療にとりいれたのが、シータヒーリングです。

これについてはまた別の機会に書きたいと思います。

 

お読みいただきましてありがとうございました。